卒塾生Nさん
筑紫高校(特色化選抜)合格への軌跡
【入塾時】
小6の夏期講習から通ってくれました。「算数が苦手」「来年から中学校に入学するので、備えておきたい」というのが入塾の理由です。算数に関しては、文章問題や比例・反比例などのグラフの問題が特に苦手なようでした。Nさんは公立高校の受験を目指していたので、中学の定期テストや公立高校の入試につながるような問題を中心に弱点の克服を目指しました。
【中1~中3の5月】
中学1年生の時の5科目の点数は326~348点、中学2年生の時の5科目の成績は354~368点と少しずつ成績は良くなっていきましたが、私はNさんには5科目で400点を超えられるくらいの実力があると考えていました。どの科目も平均点は取れるもののミスが多く、なかなか思うような結果に結びついていなかったのです。中3になって最初に受けた5月の模試の5科目の偏差値は48と、本人の実力が全く反映されていない結果となってしまいました。
【中3の6月~8月】
Nさんは問題を解くのはスプラウトのなかでも1,2番の早さだったのですが、小さなミスによる間違いが多く、「もう少し点数が取れるはずなのに・・・!」と塾長の私も悔しい気持ちでいっぱいでした。通常、間違っている問題や解けない問題があった場合には少しだけヒントをあげて解いてもらうようにしているのですが、Nさんの場合はまず間違っている問題の解き直しを指示し、間違いやすいポイントを本人に認識させることを徹底しました。すると、問題を解くスピードは以前よりは遅くなったものの、正答率はどんどん高くなっていき、6月の3年生最初の定期テストでは5科目367→409と初の400点越えを達成しました。Nさんの場合は塾の授業開始時間の30分前~60分前は教室に来て、質問や自習を行うことが習慣になっていたので、歯車が上手く回り始めてからはスムーズに進んでいきました。8月までに5科目の偏差値48→56、特に数学の偏差値は38→54、英語の偏差値は49→63と大幅に成績アップ!内申点も3年前期の段階で志望校の特色化選抜での受験条件を十分に満たしていました。また、前期の段階で英語の評定は5でしたが、後期では社会も5になりました。
【中3の12月~1月】
Nさんからのリクエストで、冬期講習の授業後に特色化選抜の面接の対策を行いました。(スプラウトでは、英検や入試の面接対策講座も行っています。学校によっては特色化選抜の入試で作文を課される場合がありますが、作文の練習や添削も行います。)十分に対策を行った結果、第一志望の筑紫高校に無事合格!実力に見合った高校に合格でき、私も安心しました。4年近く通ってくれたNさんに会えなくなるのは寂しいですが、高校生活や大学受験などの場面でスプラウトでの経験を活かして欲しいと思います。会えなくなっても、卒塾生の皆さんのことを応援しています。